大暑 ~二十四節気 第十ニ~ 自然のリズムを感じて過ごす

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大暑(たいしょ)。
7/23~8/7ごろ。

気温がますます上がり、暑さが最も厳しい季節となりますが、
日本では、自然の中に涼しさを見つける納涼文化が育ちました。

軒先に風鈴をつけ、音で涼しさを感じ、
窓によしずをかけて、直射日光を避け、
夜には川に船を浮かべて風にあたる。。。

今ではエアコンのボタン一つで涼しくなりますが、
濡れたタオルで肌を湿らせてうちわで扇ぐだけでも、涼しく気持ちよく過ごせます。
たまには五感をフル活用して暑さの中に垣間見える涼しさを楽しみましょう。

◯七十二候
・初候 桐始結花(きり はじめて はなをむすぶ) : 桐の実が生り始める(日本)
・次候 土潤溽暑(つち うるおいて じょくしょす) : 土が湿って蒸暑くなる(日本)
・末候 大雨時行(たいう ときどき おこなう) : 時として大雨が降る(日本)

◯旬の食材
大葉、枝豆、スイカ、イサキ、スズキ、うなぎ、ウニ、甘酒などなど。

中神筆

暑中お見舞い申し上げます。
昨日は埼玉県熊谷市では観測史上最高の41.1度を記録し、気象庁は災害レベルの猛暑と発表しました。
熱中症にかかる方も増え、命に関わってしまう事態にもなっていますが、もともと人の体はそんなにやわではありません。

暑熱順化という高温環境に順応できる生理機能があり、
適切な熱中症予防をすれば命にかかわるほどの状態にはならず、外に出て元気に遊ぶこともできます。

暑熱順化とは?

暑い環境になった時に、体温を下げるために
まず皮膚の血管が広がり、体温の放熱量を増やします。
そして皮膚からすぐに汗が出て、その汗が蒸発することでカラダの熱を逃し、体温の急上昇を抑えます。
汗がすぐ出ない方は、濡れたタオルで肌を濡らして、うちわで扇ぐと冷えて気持ち良いです。

また汗が出る時に一緒に体に重要なミネラルも出てしまうのですが、暑熱順化していると汗からでるミネラルを再吸収する働きが高まっており、体内のミネラルの消耗を抑え、水分補給をした時に速やかに水分が体内に浸透して体液量を整えてくれます。
暑い日は水分補給も大事ですが、水分保持力を高めてくれるミネラル補給も大切です。

水分ばかり摂っていると体液中のミネラル濃度が下がって、低ナトリウム血症や水中毒に伴う不調が現れやすくなりますので、梅干し、甘酒、味噌汁などで補給して水分量はホドホドにしてください。

暑さにカラダが慣れるには、暑さの度合いや過ごした時間によって変わってきますが、短くて数日、1週間~10日ほどあれば慣れていきます。

短期で暑熱順化を働かせるには、スーパー銭湯のサウナがおすすめですが、汗が出にくい方、皮膚の血流が悪い方は心拍が上がりすぎないように脈に触れながら短時間を繰り返して入れば、大きな不調を防げます。

これから夏本番を迎えますが、熱中症を過度に恐れて家にこもらないで、暑熱順化でカラダの適応力を高めて、自然の中で元気に遊べる体作りをしていきましょう。

私は海水浴とプールで3度ほど日焼けして、すでに暑い中に走っても大丈夫なカラダになりました。

自然の中で遊ぶことはリスクと向き合うことになりますが、観察力や注意力、感性や生命力を高めてくれます。

暑さを恐れて、家にこもっている方が病気に近づくかもしれません。

はりきゅう自然治療院
中神

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