
立冬(りっとう)。
11/7~11/21ごろまで。
『暦便覧』:「冬の気立ち始めて、いよいよ冷ゆれば也」
◯七十二候
・初候 山茶始開(つばき はじめて ひらく) : 山茶花が咲き始める
・次候 地始凍(ち はじめて こおる) : 大地が凍り始める
・末候 金盞香(きんせんか さく) : 水仙の花が咲く
◯旬の食材
さつまいも、つくねいも、筍芋、レンコン、里芋、マグロ、コハダ、生牡蠣
◯植物・生き物
マヒワ、山茶花、お茶の花
中神筆
近所の公園、大高緑地公園でも楓や紅葉などが黄色くなってきました。
これから冷たい北風も吹き始め、冬の寒さを感じるようになってきます。
北風の寒さで血流が滞り、乾燥した空気が気管支の粘膜から湿り気を奪うと、風邪の原因となるウィルスや細菌が侵入しやすくなります。
気管支や粘膜の乾燥を防ぐには生姜、唐辛子、カレースープなど辛いもので粘膜を刺激して、口鼻のどの粘膜を内側から潤わせましょう。
口鼻のどの粘膜を潤わせることで、ウイルスや細菌の侵入から体を守る免疫(主にIgA)が働きやすい環境を作ります。
インフルエンザワクチンと辛いものの殺菌作用と粘膜湿潤作用、どっちが風邪の予防に役立つか、いい研究材料ですね。
私はインドカレーのお粥で昨年は風邪に全くかかりませんでしたので、カレーの辛味スパイスは風邪の予防効果が高そうです。
日本特有の油と小麦粉が入ったトロトロカレーは粘膜刺激がぬるいので個人的には風邪予防には断然スパイスのみのカレー粉がおすすめです。
かレースパイスのみでは食べづらい方は赤味噌、塩麹と亜麻仁油を混ぜ合わせると旨みとこってり感がでて美味しく食べやすくなります。
今が旬の根菜類を混ぜても良いですし、前日の残り物を処理する時にも役立ちます。
カレーや辛いものが苦手な方は葛粉などトロトロ系で粘膜を潤わせてあげましょう。
そして寝る前はお風呂で温まりましょう♨
はりきゅう自然治療院
中神裕也