○七十二候
・初候 雀始巣(すずめ はじめて すくう):雀が巣を構え始める
・次候 桜始開(さくら はじめて ひらく):桜の花が咲き始める
・末候 雷乃発声(らい すなわち こえを はっす):遠くで雷の音がし始める
○暦便覧 「日天の中を行て昼夜とうぶんの時なり」
○こよみ用語解説(国立天文台) 「太陽が真東から昇って真西に沈み、昼夜がほぼ等しくなる」
春分となり、桜が満開になってきましたが、いかがお過ごしでしょうか?
昨日は、はり師・きゅう師の国家試験の合格発表でした。
ここ数年は75%前後の合格率で、3千人弱の鍼灸師が毎年誕生しています。https://www.ahaki.or.jp/examination/examinees.html
鍼灸師の試験科目は、医療概論(医学史を除く。)、衛生学・公衆衛生学、関係法規、解剖学、生理学、病理学概論、臨床医学総論、臨床医学各論、リハビリテーション医学、東洋医学概論、経絡経穴概論、はり(きゅう)理論、東洋医学臨床論の13科目あり、座学は現代医学と伝統医学を3年~4年かけて学びます。
座学の授業は鍼灸関係の先生だけでなく、医科大学の先生や医師、理学療法士の先生が講義に来ていたので、医師や看護師、理学療法士のテキストをみて学ぶことも多いです。
私が通っていた新宿鍼灸柔整専門学校(現・新宿医療専門学校)は、当時の学長(西條一止先生)が現代医学的な考えの鍼灸が中心だったので、私の鍼灸のベースは今でも解剖学や生理学の考えが中心になって役立っています。
実技試験はないのですが、代わりに第三者機関(東洋療法学校協会)の試験官が専門学校や大学に来て、学生の実技評価試験を行い、一定水準の技術力の維持や評価の一般化が図られています。
実技試験では制限時間内に、指定された場所へ鍼やお灸をしていきます。
鍼のコントロールはミリもしくはミリ以下で操作していくので練習不足や緊張すると、力が入りすぎたり、手が震えて、鍼が変な方向を向いたり、深さが浅すぎたり、深すぎたりしてしまいます。
手の繊細な感覚とコントロールが必要なので、日頃から体調を整えて、自分の身体や練習器具を使って繰り返し練習します。
実際の臨床の場に出ると、患者さんの体質や心身の状態、季節、天気、気温、湿度などの外部環境によっても、刺激の感じ方や反応の仕方が変化するので、刺激の種類や量の選択、鍼をコントロールをする難易度が更に上がります。
どの分野でもそうですが、上達には場数をこなして試行錯誤と創意工夫の繰り返しですね。
自然治癒力を高める生理反応を引き出せるように、毎回、気を引き締めて施術に臨んでいます。
鍼灸師になって15年経ちましたが、初心を忘れないよう、自然治癒力に根づいた健康と安心に貢献してまいります。
はりきゅう自然治療院 中神裕也
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