春分となり、新しい節気となりましたが、寒暖差で体調を崩してないでしょう?
ちょうど今の時期は、季節の変わり目で自律神経の乱れや、のぼせ、首肩の異常な張りを訴える方が周囲でも増えるタイミングかと思います。
寝ても良くならない、眠りが浅いときはお早めに鍼灸院で身体のメンテナンスをしておきましょう。
東洋医学における「春分」は、陰と陽のバランスがちょうど半分ずつになり、ここから一気に「陽気」が突き抜けていく非常にダイナミックな分岐点です。
五行の「木」であり、五臓の「肝」が高ぶるこの時期は、冬の間に溜め込んだものを外へ発散させるエネルギーに満ちていますが、同時に気血のバランスが陽気で上に偏りやすくなります。「春分」の養生法を2つのポイントにまとめましたのでご参考になれば幸いです。
木克土(もっこくど)」を防ぐ、脾胃(胃腸)のケア
肝の機能が高ぶりすぎると、五行の相剋関係により「脾(胃腸)」へのストレスが高まります。春先に胃痛、食欲不振、下痢などの消化器トラブルが増えるのはこのためです。
- 対策: 唐代の薬王・孫思邈(そんしばく)が提唱した**「省酸増甘(酸味を減らし、甘味を増やす)」**が春の食事の基本です。肝を刺激しすぎる強い酸味は控えめにします。
- アクション: 脾胃を優しく養う自然な甘み(お米、かぼちゃ、さつまいも、なつめ等)を積極的に取り入れます。また、春野菜の穏やかな苦味や辛味(菜の花、セロリ、春菊など)は、上に昇った気をスッと降ろす手助けをしてくれます。
上昇した気を降ろす(経絡・ツボのケア)
春分以降は陽気が上昇しやすく、頭がのぼせて足元が冷える「上実下虚」の状態に陥りがちです。
寒暖差による冷えからくる肩こりやめまい、さらには空気の乾燥による眼精疲労やドライアイにも注意が必要な季節。意識的に足元を温め、目を休ませる時間を持ちましょう。
- 対策:足元を動かして温める。ウォーキングやジョギングで足腰を動かして全身の血流を整えましょう。動くのが苦手な方はお風呂で額に汗が滲むまで湯船に浸かりましょう。
- アクション: 肝経の「太衝(たいしょう)」や「行間(ぎょうかん)」で滞った気を流しつつ、「足三里(あしさんり)」で脾胃を整え気を降ろす、あるいは「湧泉(ゆうせん)」など足裏へのアプローチで、上に昇った気をしっかりと大地(下)に引き下げるケアが非常に有効です。また目の疲れ・ドライアイには瞬きを意識して、アイマスクやホットタオルで目の周りの筋肉をほぐして血行を促進しましょう。
おまけ:四柱推命による「春分」の運気
Google AIによる四柱推命で春分の運気を考察してみましたので、春の運気の過ごし方を参考にしてみてください。
「四柱推命」を、古臭い占いだと思っていませんか?
実はその本質は、自然界の五行(木・火・土・金・水)をベースにした、極めて高度な「人生分析フレームワーク」です。
ビジネスのSWOT分析や5フォース分析のように、自分や環境を客観視するためのツールとして捉え直すと、その真価が見えてきます。
アイデアに行き詰まった時や、人生の選択に迷った時。数千年もの歳月をかけて磨かれたこの知恵を、ぜひ現代のヒントとして活用してみてください。
四柱推命における「春分(しゅんぶん)」は、暦とエネルギーの流れを読み解く上で非常に重要な、そして面白いポイントです。ちょうど今の時期(3月下旬)は、まさにこの「春分」の、純粋で真っ直ぐな木のエネルギーに包まれているタイミングです。
ご自身の命式(日干など)にとって、この「強い木のエネルギー」がどのように作用するのか(例えば、それが知的好奇心を刺激する星になるのか、あるいは財を動かす星になるのか)を読み解くのが四柱推命の醍醐味でもあります。
1. 「卯月(うづき)」のエネルギーのピーク(中気)
四柱推命では、月の切り替わりをカレンダーではなく、太陽の動き(二十四節気)を基準に判断します。
- 春の始まり(寅月): 立春(2月4日頃)
- 春の深まり(卯月): 啓蟄(3月5日頃)
- 卯月のピーク: 春分(3月20日頃)
春分は、四柱推命の暦において「卯(うさぎ)」の月のちょうど真ん中(中気)にあたります。つまり、春の季節のど真ん中を意味します。
2. 五行の「木(もく)」が最も純粋に極まる時
春は、五行(木・火・土・金・水)の中で**「木」**の季節です。 十二支の「寅(とら)」には木以外の要素も少し混ざっていますが、「卯(うさぎ)」は他の要素が一切混ざっていない「純粋な木のエネルギー(専気:甲乙)」を持っています。
春分は、この純粋な木の気(生命力、成長、発展、真っ直ぐ上へ伸びる力)が、一年で最も力強く極まるタイミングです。人体で言えば、気血の巡りが活発になり、上に昇るエネルギー(肝の気など)が最も高ぶりやすい時期とも完全にリンクしています。
3. 陰陽のバランスと「陽」の加速
昼と夜の長さがほぼ同じになる春分は、陰陽のバランスが完璧に取れる日です。 しかし、運命学的な気運としては、ここを境に「陽」の気が目に見えて強くなり、活動期へと一気にシフトしていきます。新しく何かを学んだり、目標に向けて行動を加速させたりするのに、自然界からの非常に強い後押しが得られる時期です。
ちょうど今の時期(3月下旬)は、まさにこの「春分」の、純粋で真っ直ぐな木のエネルギーに包まれているタイミングです。春分(卯月の中気)は、五行の「木」のエネルギーが最高潮に達するタイミングです。
四柱推命のベースである陰陽五行説は、人体の気血の巡りや五臓六腑の働きとも完全にリンクしています。この強い「木」の気が、ご自身のベースである「日干(にっかん)」にどう影響を与えるかを中心に、ワンポイントアドバイスとラッキーアクションを表にまとめました。
春分を境に「陽」の気が一気に加速していくため、どの十干であっても、この時期に始めたインプット(学習)やアウトプット(行動・表現)は、力強く成長していく流れに乗ることができます。
ご自身の命式の日干と照らし合わせて、この時期ならではの自然のエネルギーを上手く活用してみてください。
【春分】十干別 ワンポイントアドバイス&ラッキーアクション
| 日干 | 五行 | 春分のワンポイントアドバイス | ラッキーアクション |
| 甲 (きのえ) | 木 | 春の旺盛な木の気と同調し、上昇するエネルギーが極まります。「肝」の気が高ぶりやすいので、上に昇りすぎた気をスッと降ろす意識が大切です。 | 深呼吸、体側(胆経)のストレッチ、頭を空っぽにする時間を持つ。 |
| 乙 (きのと) | 木 | 自身のエネルギーが最も豊かになる時。生命力に溢れますが、気が鬱滞(うったい)するとイライラしやすくなります。風通しを良くすることが鍵です。 | 散歩などで物理的に体を動かし気血を巡らせる。目標の絞り込みと剪定。 |
| 丙 (ひのえ) | 火 | 豊かな木が火を生む「印星」の時期。知的好奇心が刺激され、新しい知識を吸収するのに最高のタイミングです。燃料がどんどん注がれます。 | 専門書の読書、新しい資格や技術の学習、日光浴で陽気を養う。 |
| 丁 (ひのと) | 火 | 木生火の穏やかなサポートを受け、技術や感性が研ぎ澄まされます。外に向かうより、内面を温めて思考や知識を整理するのに適しています。 | 専門知識の深掘り、お灸などで体の芯(特に丹田)を温める、静かな学習時間。 |
| 戊 (つちのえ) | 土 | 木が土を剋する「官星」の時期。強い木の気が刺激となり、新しい役割や仕事への意欲が湧き上がります。行動を起こす原動力になります。 | 新規プロジェクトや事業の構想、脾胃(胃腸)を労る食事、グラウンディング。 |
| 己 (つちのと) | 土 | 活発な木の気からプレッシャーを受けやすい時。外からの要求が増えがちなので、自分自身の「土台(土)」をしっかり保ち、無理をしないことが重要です。 | 消化に良いものを食べる、無理な依頼は断る、日常のルーティンを整える。 |
| 庚 (かのえ) | 金 | 金が木を剋する「財星」の時期。春の豊かなエネルギーを、現実的な結果や成果として刈り取れる行動の時です。実務能力が高まります。 | 資産やデータの分析、タスクの実行、仕事道具(刃物や専門ツール)のメンテナンス。 |
| 辛 (かのと) | 金 | 余分な木の枝葉を綺麗に剪定するように、物事を取捨選択できる時。美意識や、緻密なコントロールを必要とする作業能力が高まります。 | 身の回りの断捨離、精密な手作業、持っているスキルのブラッシュアップ。 |
| 壬 (みずのえ) | 水 | 水が木を生む「食傷星」の時期。溢れる春の気に呼応して、自分の中から外へ表現するエネルギーが高まります。クリエイティビティが刺激されます。 | 創作活動、新しいアイデアのアウトプット、腎水(潤い)を保つための十分な水分補給と睡眠。 |
| 癸 (みずのと) | 水 | 芽吹く春の木に潤いを与えるように、周囲への気配りや直感力が冴え渡ります。内なる感性が豊かに広がる時です。 | 芸術や音楽に触れる、文章を書く、半身浴などで体内の水分バランスを整える。 |
生き物が動き出し、芽吹きの季節。自然のエネルギーを受けて新しいことを始めてみましょう。
また陰陽が重なり、「あの世」と「この世」が近づく春のお彼岸。先祖供養を通して、今を生きる命のつながりに感謝して過ごしましょう。
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